
こんばんは!
Yuuです。
パワーフィネスとベイトフィネス。
近年のカバーフィッシングで定番となっている2つのメソッドですが、その使いわけについて初心者目線で考察してみました。
目的
パワーフィネスとベイトフィネス。
その目的は、カバーにいるバスにライトリグでアプローチすることにあると思います。
通常のカバー用ルアーであるテキサスリグやラバージグでは強すぎて喰わない、プレッシャーが高いフィールドや状況で用いられることが多いメソッドです。
使うリグ、ルアー

パワーフィネスやベイトフィネスで使用するリグ、ルアーとして、定番なのは以下のもの。
- ネコリグ(0.9~2.7gくらいのシンカー、スナッグレスフックを使用)
- スモラバ(ガードが強めのBFカバージグなど)
- ヘビーダウンショット(3~7gくらいのシンカー)
- シャッド等の小型プラグ
一般的にライトなスピニングタックルで使用する繊細なリグ、ルアーを、太いラインで使用できることから、カバー回りで使うことができることがメリットです。
パワーフィネス
パワーフィネスの定義は、特に決められていないと思いますが、
- ML~Hアクション、6.3ft~7ftのスピニングロッド
- 2500番台程度のスピニングリール(ハイギア)
- 0.8~1.5号のPEライン
こんな感じのタックルを用います。
ベイトフィネス
対して、ベイトフィネスは
- UL~MHアクション、5.9ft~7ftくらいのベイトロッド
- ベイトフィネス専用、もしくは軽いルアーが投げられるベイトリール
- 7~14lb.くらいのフロロカーボンライン、もしくは0.6~1号くらいのPEライン
こんな感じかと。
専用のリールを使用することがキモで、リールの選択をミスすると軽いルアーが投げられませんので注意が必要。
それぞれのメリット
使用するルアーやリグはほとんど同じなパワーフィネスとベイトフィネス。
その最大の違いは、「キャスタビリティ」と「手返し」にあると思います。
ベイトフィネスのメリット
ベイトフィネスのほうが、キャストの方法、タックルの特性上、より正確なキャストが可能になります。
キャストをする上で重要な、「着水音」を小さくしやすい。
複雑なカバーを攻略する上で、このキャスタビリティは大きなアドバンテージになります。
また、ベイトタックルの構造上、手返しが良いことも大きなメリット。
クラッチを切りキャストして、アクションさせルアーを回収。
この一連の流れを、ロッドを持ち替えたりすることなく動作が可能です。
ルアーが水に入っていなければ釣れることはありませんので、この手返しの良さもメリットになります。
パワーフィネスのメリット
ここまで書くと、「ベイトフィネスで全部賄えるんじゃね?」と思ってしまいますよね。
実際、私も最近までベイトフィネスばかりでパワーフィネスは使っていませんでした。
しかし、実際に使ってみて、パワーフィネスにもメリットがありました。
それは、「ベイトフィネスより軽いルアーをストレスなく扱える」ということです。
具体的には、ネコリグなら0.9gシンカーに4インチ程度のストレートワーム、スモラバも同程度のウエイトのものを使用する場合など。
そのくらいのウエイトのリグだと、ベイトフィネスでは鋭い弾道のキャストが難しいです。(私のような初心者の場合)
それが、パワーフィネスであればリールの構造上、ラインへの抵抗が少ないので簡単に投げられる。
着水音についても、軽いリグの場合は少し弾道が上がっても抑えやすいです。
あと、ムシルアーをちょうちん釣りなどカバー回りで使う場合はパワーフィネス一択となるかと。
基本的にノーシンカーのムシルアーですが、パワーフィネスタックルならば難なくキャストできます。
初心者的使い分け

以上のような特徴があるパワーフィネスとベイトフィネス。
その使いわけを簡単にまとめると、使うリグの重さが極端に軽いものはパワーフィネス、そうでないものはベイトフィネスがよいと思います。
カバーの濃さや魚のサイズなども影響するかもしれませんが、とりあえずはそんな感じでよいかと。
手返し、キャストの正確性に分があるベイトフィネス、軽いものをカバーに入れられるパワーフィネスというメリットを活かした使い分けです。
まとめ
以上、パワーフィネスとベイトフィネスについて、初心者目線で使い分けやメリットをまとめてみました。
それぞれの特徴を捉え、適切に使分けることで釣果アップしていきたいですね。
それではまた。
Yuu Bass Styleをお読みいただきありがとうございました。
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